クワガタ・昆虫・生物

July 11, 2015

カワセミ撮影記

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 前回記事の続きの話だが、今年の正月~1月の話。もう半年前か…(汗)。

 「初売りで買ったものの自分には重過ぎる」という理由でオークションに出されていたCanon EOS 7D MarkII をゲット。発売後2ヶ月ちょいで入手した新製品。保証書の購入日は1/3であったが、前持ち主は購入翌日夜にはオークションに出していたことになる…。

 まぁ細かいことは気にせず、正月も終わる頃、どう見ても考えても新品同様の個体を手に入れて、試写代わりにカワセミを狙いに行く。上画像の装着レンズはCanon EF70-200mmF2.8L IS II USM だが、カワセミ撮影ではSigma APO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSM を使用した。

 以下、ほとんどトリミングを施した画像となるが、一部はノートリミング。

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 前記事の最後のほうで少し述べたカワセミの存在。これまでカワセミを見かけたことのなかった池で遭遇し、この日あらためての撮影。

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 嘴が黒く、オスのようだ。

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 これまでカワセミは広瀬川などの比較的大きな川で見かける機会が多く、そのような広い環境では接近して撮れるということが少なかったこともあり、まともに撮れたことは数えるほどだった。

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 撮影する私の姿がカワセミから見えているはずだが、超望遠撮影で距離が少し離れていることもあり、特にカワセミの行動に警戒はない。

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 池の水面をキョロキョロ見て獲物を探している。

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 何かに狙いを定め、ホバリング開始。

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 十数秒ほどホバリングした後、「ボチョン!」と音を立ててダイブしていた。

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 私の目前で枝に留まり、獲物を探すカワセミ。上画像は7D MarkII ・120mmで撮影したノートリミング画像。

 で、予備動作無く水面目掛けてダイブする。

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 飛び込む瞬間は捕捉出来なかったが浮上の瞬間を撮影。小魚らしきものを咥えていた。この画像もトリミングなし。

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 ほとんどは枝先でボーっとしている姿を撮影することになるのだけど、水面を見つめる姿はそれはそれでイイ感じに緊張感があるというか。

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 たまに撮影者の私に目線をくれていた。

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 7D MarkII を入手して最初の撮影日は、やや風はあったものの天候にも恵まれ、それなりに満足できる小一時間の撮影だった。 

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 1月中旬、曇り空の日にもカワセミは居た。水門のバルブの上に佇む。

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 岩の上に移動したり。

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 枝の上から水面を眺めたり。

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 また水門の上に戻ったり。

 この日は撮影できる場所でのダイブする姿は見られなかった。

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 7D MarkII を職場近所に持ち出して、ユリカモメを撮ってみたこともあった。

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 レンズがレンズである故か、今ひとつ動体へのAF精度などに不満というか煮え切らないものを感じるというか…。

 仕方ないかぁ。

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 で、日をあらためてまたカワセミ。この日は最初、枝間に隠れるような状態で佇む姿を見つけたところから始まった。

 が、すぐにダイブ。

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 またもやダイブの瞬間は補足できず、浮上の瞬間から。高速連写で0.1秒刻みの連続カット。

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 水面を離れるとすぐに飛翔状態に。

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 一目散にどこかの枝に向かって上昇して行く。

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 嘴に何かを咥えている。

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 フレーミングが追いつかない。

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 追従。

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 枝間に消えていった。

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 真正面からカメラを構えていても堂々としたもので、そんなにヒトに対して警戒感は持っていない個体らしい。

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 身体の水気をブルブルと振るい落とす。私の存在なんてお構いなしって感じで、これが普段どおりの振る舞いなのだろう。

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 その後も水面を見つめる狩人のような姿を見せ付けてくれた。

 夕日となり、そろそろ撤収と決めて池を離れつつ歩いていると、追いかけてくるように飛んできて近くの枝先に止まった。

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 夕日が照らしたススキ林を反射する黄金色の水面とカワセミ。目線までいただいてのこの日のラストショット。別れの一枚、か。

 しかし翌月以降、このカワセミの姿を見ることはなくなり、それこそ事実上のラストショットとなってしまった。

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July 04, 2011

灯火採集に行った次の日

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 2夜連続の灯火採集を実行し、実にセオリーから外れたポイントで発電しているために特に目立った成果も無く2日間を終え、迎えてしまった日曜日(7/3)。午後から県南方面へドライブ。

 蛾ばっかり見てきた眼の保養?に、いろんな生き物を探してみるのも楽しかろう。もちろんクワガタも範疇に入れても良かろう。基本的に昆虫に興味の無い黒子甘党氏をピックアップする場所まで来たらシロテンハナムグリがカエデの枝先に不時着してもがいていた。それを撮っていたら黒子甘党氏が登場して、さて、行き当たりばったりの南下を開始した。

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 途中、コンビニで食料やドリンクを調達。店の脇の水田に赤いトンボが飛行しているのでカメラを持って踏み入るも見失う。足元を見るとカエルが跳ねる。上画像のアカガエルのほかに、おそらく尻尾が消失して間もないとても小さなアマガエルが大量に居る。

 そんなチビアマガエルを撮ったのだが…。

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 撮影直後の画像チェックでは気付かなかったヤツがアマガエルの奥側に写っている…。沢に居るヤツが田んぼまで出張してきていたようだ。

 結局赤いトンボは撮れず、南下を再開することにした。10年以上前に通ったはずのルートが思い出せない…。若干迷いながらも第一の目的地に到着した。

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 某所の廃道である。ここは10年ちょっと前までは四駆なら走破できた。が、今では古い通行止めのゲートで塞がれている。10年ちょっと前でも「道として扱って良いのか?」と思わされる区間があるなど走破には困難を極めたが、今ではもう復旧見込みの無い廃道と化している。僅かな時間だが、この廃道を徒歩で散策したかったのだ。

 歩みを進めていくと、左右のコナラやヤナギには藪の中に道が通じていた。つまり、誰かがクワガタ採集などをしているということ。道端のヤナギには目線の高さに樹液は出ていない。では、と蹴りを入れてみた。あー、上から何か落っこってキターッ!

 ボタタッ。

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 はい、ミヤマクワガタのオス。

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 で、メス。廃道突入後あっという間にミヤマクワガタの1ペアが揃う。オスは6cm台前半というところかな。

 あ、虫ケースを車中に忘れてきた…。一度戻ってクワガタをケースに入れ、廃道へ再突入する。

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 廃道は、先の大地震の影響なのか地割れ多数。このままでは廃れていても道としての存在が危ういかもしれないな…。

 赤いチョウがチラホラ飛んでいるが遠い。深追いせずにとりあえず廃道を進む。奥に進んで行くと、聞き慣れない鳥の鳴き声が聞こえてきたために歩みを止め、周囲をよく観察してみることにする。

 ギィギィ、チュイチュイ、ホイホイホイ…。チチチュイチュチ…。

 バササッと2羽の鳥が上空を横切る。横切った鳥は枝葉の影に隠れてしまう。その方向を凝視する。カメラに望遠レンズを装着する。

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 遠くで枝葉の隙間から、こちらの様子を窺う鳥が声の主だ。見たこと無いかも…。鳴き声は「ギィギィ」という地鳴きと「チュキヒーホイ」「ホイホイホイ」という囀りが際立つが、時折「チチュイチュチュイ…」など不規則な『ぐぜり』が交じる。その『ぐぜり』を私も口で真似しながら様子を見ていると…。

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 出てきた。嘴と目の周囲が青白い。私らを警戒しているのか興味を持ったのか分からない。近くにはもう1羽居るが枝葉の影。だが、それは尾が長いことが分かった。あれ、何だっけかな、この鳥の名前…。尾の長いのがオスだ。目前の(上画像の)個体はメスのはず。

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 出てきたメスは盛大に地鳴きする。巣が近くにあって、私らの興味をそこから逸らそうとしているのかな…。

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 何だっけ、名前…。ゴクラクチョウじゃねぇな、全然違う。いや、そんな感じの有難い名前だったような気がするんだけど…。

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 「思い出してみろ~」と言わんばかりに鳴きまくられる…。(帰宅して調べて思い出したがサンコウチョウ:三光鳥だった。囀りの「チュキヒーホイ(私の耳では)=ツキヒーホシ(一般的には)=月・日・星」の三光の意が名前にある。)

 メスは堂々としたもので、目の前に出てきてからは姿を隠そうとはしない。オスのほうは遠くの枝葉の隙間から…。

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 …こちらの様子を窺っている。メスよりも嘴や目の周囲の青白さが鮮やか。特徴的な長い尾を撮れないか、しばらくこちらも様子を窺う…。

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 ちょろっと出てきたけど、手前の横枝が邪魔(汗)。でも、その横枝の下まで伸びてる長い尾は確認できた。全体像を撮りたいのだが…。

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 結局は撮らせてもらえなかった。この後、オスは森の奥に消えていった。

 で、メスは…。

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 まだ目の前で鳴いている。

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 シャッターを切ると「何ソレ?」みたいな顔で覗き込んできたりもする…。

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 さらに一歩前の枝へ。頭髪?フサフサしてるな~(笑)。

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 高らかに鳴く。その後、急接近してきた別の鳥を追い払うように飛び立ち、森の中へ消えていった。

 時々、妙にヒトに興味を持つ小鳥が居たりするから山散策は楽しかったりする♪そんな一時を堪能できた。

 サンコウチョウが去った後、さらに廃道の奥へと歩みを進めると、目線くらいの草薮からガササッと音がした。

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 潜むヤツが…。

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 シマヘビの幼蛇のようだ。向こう側の眼の付近に古傷があるようだ。眼は大丈夫なのだろうか…。

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 逆側から見ると、しっかり眼球があった。もっと幼い頃に鳥にでも突かれた痕なのかもしれない。手負いのヘビなので捕まえて遊ぶことはせず、そのままにして廃道を進む。

 左右の木々が減り、少し明るい場所に出ると、さっきもチラホラと飛んでいた赤いチョウが2頭舞っていた。縄張り争いをしているらしい。

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 草葉の上に留まり、上空を警戒している。あのチョウは…。

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 もしかして久々の…。あ、飛んじゃった…。周囲を飛行して、また草葉の上に不時着してくれる。慎重に接近しつつ…。

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 クジャクチョウ(孔雀蝶)だ。あまりにも久々に見た気がする。デジカメで撮るのは初めてかも。

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 綺麗な赤。ピーコック的目玉模様。

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 時々飛翔しては別の個体を追い払う。廃道の真ん中に突っ立っていると、我が頭なんかを見張り台代わりに不時着を試みようとしてくる。地面に降りてくれないかな…翅の模様を上方から撮りたいのだが…。

 しばらく待っても願いは叶わず、森の奥中へ飛び去っていってしまった。

 そろそろ別な場所に移動したい。廃道を入って来た方向に戻る。

 そうしたら…。

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 おそらく別個体のクジャクチョウが地面で待ってくれていた。

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 凛として佇んでいる。ほんの時々、翅を閉開する。

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 後翅の端が少し欠けている個体だったが鮮やかさは健在。模様が人の顔のようにも見えてくる。素敵だ♪

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 クジャクチョウに別れを告げて廃道を戻る。途中、アサヒナカワトンボが佇む。

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 薄暗い廃道をヒラリヒラリと飛んで行っては草葉の上に留まる。

 廃道突入直後に確保していたミヤマクワガタのペアを元居たヤナギに解放し、さて、次なる地へ向かおう。クルマに乗り南下を再開する。

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 しばらく移動して到着したのは薄暗いコナラ林。

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 ハルゼミの抜け殻があちらこちらに付いている。

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 こんな感じのコナラ林。樹液が出ている場所もあるが良質ではなく昆虫の姿は無い。ならばと周辺のコナラに片っ端から蹴りを入れていく。

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 ボタッと落ちてきたミヤマクワガタのメス。オスは居ないのかな…。

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 また落ちてきたメス。十数本のコナラに蹴りを入れたが、どうやらオスは本日不在らしい。連続で蹴り過ぎて疲れてきた。もう汗だく…。黒子甘党氏は纏わり付く蚊を気にして不機嫌だ(笑)。

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 この地でのミヤマクワガタのメス2頭も、この地でサヨナラ。君たちの子孫と、また何年後かに会わせてもらいたい。

 その後、探索をしてみたかった林道へ突入。ウズラ一家に遭遇したりと面白かったが、クワガタ採集や灯火をするにはキツイ林道だった。途中で撤退し、戻り道は雨。林道を出た後に覗いてみたかった林の探索をキャンセルして仙台への帰路へ。

 さて、クルマのパンク修理をせねばな…。

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June 26, 2011

灯火採集に行かない日

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 タイトルの内容に入る前に余談。上画像は入梅前日(6/20)夕方に薄っすら見られた逆さ虹。ほぼ真上に近い位置に現れる。上空の氷の粒が六角板状で、風が弱い日に発生するという。空の様子を気にしていないと見逃してしまうような、頭上の大気光学現象だ。

 で、こういう日は幻日(げんじつ)が現れ易いかも、と思って、仕事が終わった後に職場近所をカメラ持ってぶらり。結局は雲が厚くなってきて幻日が起きなかった…。(2009年7月に見た幻日と逆さ虹の記事はこちら。)

 その日の職場近所を散策中、広瀬川でミシシッピアカミミガメ(いわゆるミドリガメ)を見かけた。先日も見た(4つ前の記事)けど、今回は…。

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 ペアのようで、睨めっこ?している。

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 楽しそうに?お互いの周囲を泳ぎ回る。

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 また向かい合ったと思ったら、右のカメが前脚を伸ばし始めた。

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 伸ばした前足で相手の顔を…、

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 タッチ♪&なでなで?これはミシシッピアカミミガメの求愛行動。右側がどうやらオスらしい。

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 広瀬川の中心で、愛をさけぶ。いや、叫んでないか…。ともあれ、無責任に放たれた外来種が増えるっていうことは喜ばしくないんだけれど、微笑ましい光景ではあった。

 で、今回の記事本題(やっと)。24日夜にクワガタ採集だーっと雨上がりに県北を目指したのだけれども、低温と風にヤラレて30分程度で撤退してきたワケです(ホムペ参照)。そんでもって25日の土曜。いつもならクルマに発電機積んで夜の山に向かうのだけれども、どんでもない低温状況。里は昼間でも20℃を下回っているので、今晩も山は寒過ぎるだろうって判断で、昼間にクワガタを探してみようかなってことで、宮城県中部の某所に出掛けてみた。

 向かった先は、道路端で何度かミヤマクワガタを拾ったことがある地域。Googleの衛星画像で付近を確認すると、道路から数百メートルほど山のほうに入った所に名も無き溜池がある。この付近を探索したいな、と思った次第。樹液ポイントなどのアテは無い。幸い、道路から溜池までは歩いて行けそうな細い道が続いているような感じが衛星画像で見て取れた。

 マクドナルドのドライブスルー渋滞にハマりながら市街地を脱出。路面はドライだがポツポツと雨が降っている。ひどくならなきゃ良いんだけど…。

 んで、午後イチには現地到着。道端にスペースを見つけてクルマを停め、溜池までの細道の入口まで歩き始める。数百m歩いて、道端にそれらしき場所を見つけて突入する。

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 細道に入ってすぐ、イチモンジチョウがお出迎え。前回の昼間の散策時は最後に見たチョウだったけど、今回は最初に。じゃあ、今回は最後にクワガタを見ることになるだろうか?

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 細道の周辺は、随分と昔は水田だった様子。湿地と化した一体には細々とヤナギが生えている。ミヤマクワガタには貧弱過ぎるな…。まあ、発生ピークにはミヤマクワガタも付くことはないとは言えないが。ヒカゲチョウばかりが樹液に群がっていた。

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 こっちの貧弱ヤナギにもヒカゲチョウ。この周辺の細ヤナギが目当てじゃない。もっと奥の溜池周辺がお目当て。

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 ふと、道端の葉の上に目立つ黄色い点が見えた。コガネムシ?

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 テナガコガネならぬ、アシナガコガネだ。テナガコガネは前脚が長いが、アシナガコガネは後脚が長い。初めて見たかも。正面から撮影後、俯瞰から撮ろうとしたら葉上から落ちてしまい見失ってしまった…。(帰宅して調べたらヒメアシナガコガネだった。)

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 細道の周囲は藪。ヤブキリの幼虫など昆虫の姿は多い。

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 バッタの抜け殻も頻繁に見掛けた。真夏に向けて成長を重ねているのだろう。

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 曇り空ということもあって?ヒカゲチョウはかなり元気に飛び回っていて目に付く。

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 パララララ…と軽く飛んできて不時着。このサナエトンボは…?

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 おそらくダビドサナエのメス。ダビドっていうのは生物学者の名前。和名的に意味は無い。

 しばらくこのサナエを観察していたら、翅をブルブルと振るわせ始めた。気が付いたら雨が降っている。しかもどんどん強くなる。周囲の山並みもいつの間にか雨雲に覆われ山体がすっかり隠されている。

 身体は濡れても良いが、カメラはなぁ…。

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 結局、サナエの近くに居たヤマイモハムシのペアを撮ったところで撤退…。カメラバックのレインカバーを取り出して装備する。そして、来た道を引き返す…。今日も僅か30分程度の行動になってしまった…。しかも探索の核心部に至れずに。

 故に、ホムペの採集記的にはボツネタというわけで、ブログ記事化したのでした。

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June 23, 2011

今季初クワガタの日のこと

 クワガタホムペ記事でもオマケとして触れた、今季初クワガタとの遭遇。クワガタ目当てで訪れた先ではなかったので採集記としては成り立たないのだけれど、その日の一部始終をこちらで記事にしてみよう。

 6/19。仙台市西部の某所に立ち寄った。その経緯はクワガタホムペ記事でも触れた。関係者の方に敷地内を散策する許しをもらって歩みを進めたワケだ。

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 庭の木立には、帯に短し襷にも短し…のヘビの抜け殻が引っ掛かっていた。ネクタイには丁度良い長さだろうか…。今年はまだヘビを捕まえて遊んでいない。

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 遠くにチョウがいっぱい飛んでいるなぁと歩みを進める。庭のあちらこちらにアザミが咲き始めていた。なるほど、これがチョウのホストになっていたか…。

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 庭の先に存在する雑木林に突入してすぐ、例のクワガタとの遭遇を果たす。飛行物体のシルエットを見てすぐクワガタだと分かった。そしてそれは近くのカエデの枝に不時着したのだった。

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 今季初のクワガタはミヤマクワガタ。しかも向かわずして来てくれた…。こういう出会いをした年というのは根拠無く期待してしまう。何かいろいろ楽しいことが舞い込んでくれたらなぁと思ってしまうのだ。

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 雑木林内の手頃なコナラの木にミヤマクワガタを放す。出会えればそれで良い。最近は身近な人からのオーダーが無ければ持ち帰るようなことは少ない。…あ、昨年最後のヒメオオは持ち帰ったな(笑)。

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 雑木林の中を歩いていたら、左足太ももの外側に突然トンボがとまった。で、ムカシヤンマに出会う。カメラを向けようとしているうちに飛んでしまい、今度は木の幹にとまった。私の足を木を間違えたのか…。

 ここは水辺がある敷地。こういう水辺を生息地にする昆虫を見たいという気持ちがあったので嬉しい。(クワガタとの出会いは思い掛けずの嬉しさのほう。)

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 日本では本州と九州に生息し、北海道と四国には生息しない。単純に考えると、日本列島が大陸と地続きだった頃に大陸より九州へ入り分布を広げてきたんだろうか、ということになるけど…四国に居ないのはなぜだろう。ムカシヤンマが日本に入ってきた時期が遅く、本州まで分布を広げ始めた頃には四国は海で分断され始めていたのだろうか?それとも四国にも居たが何らかの事情で衰退・絶滅したのかな…。そんなことを考えてみるのも面白い。

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 枝先などにはとまらずに、木の幹などに垂直にとまることが多い。一瞬でもパッと飛んでくれるようなことがなければ見つけることは難しいだろう。

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 とにかく多かったチョウ。ヒカゲチョウなどは雑木林内で嫌というほど見たが、これはクモガタヒョウモン。タテハチョウの仲間。ヒョウモンっていうのは豹紋のこと。

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 フレッシュな個体だった。

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 パッと見、同じように見えるタテハチョウたち。こちらはウラギンヒョウモン。

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 赤詰草の花を吸蜜するのに忙しいようだ。

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 翅を表から見ると豹紋。ヒョウモンチョウはこちら側からだけ見た場合にはパッと見での種類が分かり難い…。

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 庭のほうに戻ってくると、プラチェーン上で睨みを利かせるトンボが居た。

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 シオカラトンボの♂。あんまり接近させてくれなかった…。

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 歩みを進めていると目前を連結トンボが横切った。不時着した先を見ると…何サナエ?こちらも接近できず、角度的にしっかりと見ることはできなかった…。

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 更に歩みを進めると、再びムカシヤンマと出会う。やはり垂直に、鉄柵に掴まっていた。

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 続いて、丸太風のコンクリ策に鮮やかな青白さを放つトンボが。

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 一歩進んで撮影。シオヤトンボの♂だ。もうちょっと接近したかったが、やはりコイツにも逃げられてしまった。

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 その後、ちょっと離れた場所の雑木林内を歩いてみたけれど、クワガタの姿はナシ。今夏有望そうな樹液もナシ。湿った地面でイチモンジチョウが吸水していた。これもタテハチョウの仲間。

 ふらりと立ち寄った場所だったけれど、2時間ほどの散策でクワガタと出会えたし、多くのトンボやチョウを見ることができたし、時間効率的には随分と楽しめた。市街地の緑多き公園も散歩すれば気持ちは良いが、このような生物たちの姿が少ないのは寂しいもの。自然が育む小さな命でも多く感じて歩ける郊外の自然豊かな地を歩くのは楽しいもんです。

 節電が必須と言われる今夏、天然のエアコンが効いた郊外の山野へ赴くことを勧めたいですね。昆虫というワケではなく、植物でも鳥でも地質?でも遺構?でも、山にあるものの何かに意識や興味を向けて歩いてみてはいかがでしょうか。

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November 03, 2010

BE KUWA No.37を読み

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 11/3、文化の日で仕事は休みだったけど、朝までの天候不良の余韻と、最近までいろいろあった疲れから、何もしない一日と決めて休養に専念。それでも体を動かさないのは良くないということで、夕方前に近所の河川敷をカメラ持ってブラブラ散策。

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 意味も無く、川上を行ったり来たり飛行しているユリカモメを撮ってみたり。広く草が生い茂る河川敷にも昆虫の姿は乏しく、可憐な花なども少ないもの。屋外でのんびりと過ごすというには寒い季節が目前に迫ってきていることを感じる散歩となった。

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 小一時間ほど歩き通し、帰宅して少し昼寝。その後、少し前に買っておきながら読んでいなかった(という状況が最近は多い)BE KUWAのNo.37秋号を読んだ。クワガタ飼育ギネス10周年を祝した大特集号。

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 最近専ら夏季の採集ばかりになってしまっている私のクワガタ・ライフから見れば、今号のBE KUWAに読む部分は少なし。というか、最近のBE KUWA全般にも言えることだが…。でもまあ、最近のクワガタ事情っていうのを垣間見るには良い資料。

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 私もクワガタ熱が再燃してから10年以上となったけれど、落ち着くところに落ち着いたって感じなんだろうか。今では外国産クワガタを飼育したいなんて気持ちは微塵もない状態になってしまった。まあ、今後絶対に飼育しないという話ではないが。

 私にとってクワガタは、幼少期からの良き遊び相手であり、それは自然界に存在するものだった。外国産クワガタとて自然界に存在するものであるが、外国産クワガタが存在する自然環境を体感してもいなければ親しみも無い。どうやら私はクワガタなど昆虫に対しては、親しみある身近な場所、地元に存在してもらわないと関心が向かない、続かない傾向にある。ということがこの10年ちょっとの期間で得た結論でもある。

 だからって、身近な山に外国産クワガタが放たれても困るのだけど。それは不自然なことであるし。

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 季節は冬へ向かう。

 来夏もローカル色強く行く。

 そう思わされるに充分な、BE KUWAの内容であった。

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September 10, 2010

小型雑虫撮影兵器?

 管理サイトのほうの先日の記事で述べた、「様々な昆虫たちを一頭一頭ピックアップして、この灯火の場で綺麗に写せる手段はないかと思案してみたり」の続編記事。

 指先より大きい昆虫ならば、灯火の場で地面にでも居る個体を比較的容易にしゃがむ程度で撮れるのだけれど、それよりも小さい昆虫を大きく撮るとなると、他の雑虫の渦の中で地面に這いつくばって撮影しなければならないという、いくら私でも大拷問に感じる状況になってしまい、これまで躊躇して撮影してこなかった。(撮影する気にもならなかった…)

 管理サイトに昔、「灯下に見られる昆虫写真集」というページも作ったが、それもかなり以前より放置されたままになっている…。そもそも、発電による灯火採集を始める前の企画だし…。管理サイトをリニューアルするときには、整理対象になってしまうような状況だ。

 しかし、山に行って発電灯火をしていると、実にいろんな昆虫が飛来してくる。ほとんどが昼には見かけることも少ない地味な虫、嫌いな人も多かろう蛾などが主体だけれど、とにかく名前も判らないような虫が数え切れないほど飛んでくる。それを撮影して記録に残したいのだけれど、小さい虫になればなるほど先にも述べたような理由で、じっくりカメラを構えるような状況下に無いわけである。

 で、思案してみたわけだ。小さな昆虫を一頭一頭ピックアップして灯火の場で比較的綺麗に撮れるのではなかろうかという方法を。

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 まず、ブロー容器を利用することにした。右が通常のボトルで、左が工作を施したもの。ボトルの底を開口し、その側面半分にはアルミテープを貼り、キャップの裏側には青色のフェルト生地を貼り付けている。このボトルの中に小さな昆虫を入れて撮影することを考えている。

 アルミテープが何故半分かというと、透明な側に光源を置き、テープをレフ板代わりに光を反射させて少しでも内部を明るくしようという目論み。キャップ裏側の青いフェルトの中心に虫を置いて撮影する。

 どんな風に撮影するかというと…。

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 HOYAのラバーフード52mmフィルター径用も使いまして…。

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 こんな感じで使う。ラバーフードの外径よりも極々微妙に小さく、ボトルの底を開口する。実際の開口作業はデザインナイフでチクチク刺すように真円を描き穴を開けた。これをHOYAのラバーフードに被せると、ちょうどフードの赤ラインの溝にボトル開口部がきっちりとハマるんだな。

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 キャップを外したところ。これに虫を置いて、カメラを下向きに、静かにキャップを下から被せれば速やかな撮影ができる(はず)。キャップ側に虫を置くようにしたのは、ボトル側の深い底に虫を置くよりは、これら一連の撮影作業が効率良くできそうだったから。

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 真横から見るとこんな感じ。

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 ラバーフードは3段階に伸縮するので、若干ながら3段階の撮影倍率が得られることにもなる。ボトル内部にフードをもっと突っ込めば更に被写体を大きく写せる。虫の大きさによっても撮影倍率を使い分けることができるということだ。

 なお、使用しているレンズはEF-S/60mmMACROで手ブレ補正機能はないものだが、レンズとボトル(被写体)の震動は同調しているので手ブレ補正の存在はむしろブレの要因となる。被写体である虫そのものが動き回るようなときの被写体ブレは防ぎ様が無いが、手ブレの心配は一切ない構造となっている。被写体が動かないなら、手持ち撮影でもかなりのスローシャッターが切れる(はず)。

 灯火シーズンの終わりにこんな考案をするとは…。もうちょっと早く取り組んでおけば良かったなぁ、と。

 まあ、昼間でも使える代物だから、まあいいか。(虫を俯瞰からしか撮れないけど…)

 そのうちこれを使って試写してみます。

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June 16, 2010

今夏初出撃ヲ敢行ス

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 有給休暇を頂戴した火曜、目指すは県北、灯火採集!

 蒸し暑い日中、日没後の気温低下を鈍くさせる曇り空、ほとんど無い風。この時季にしては灯火日和。

 本編は管理サイトにて。(UPまでしばらくお待ちください。)

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January 17, 2010

雌雄嵌合体 再び

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※標本作製協力:Weaponshouwa氏

 管理サイトにも画像を追加しましたが、以前ご紹介したミヤマクワガタ雌雄嵌合体(ギナンドロモルフ)個体がWeaponshouwa氏の協力の下、無事標本となり、採集者のO.T氏にお戻しすることができました。

 こうして見ると、脚もやっぱり左右で結構違っていたんだね…。

 このような貴重な個体に引き合わせていただいたO.T氏、標本作製でお世話になりましたWeaponshouwa氏に、この場を借りて心より御礼申し上げます。

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 なお、雌雄嵌合体個体の標本作製に際しましては、Weaponshouwa氏の心意気でオマケ標本を付加していただくことにもなりました。採集者O.T氏のお子様方にお喜びいただけたなら幸いです。

 さて、今年はどんな虫たちとの出会いが待っているでしょうか。

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August 29, 2009

特報:Gynandromorph

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 管理サイトに、特報としてミヤマクワガタ雌雄モザイクのページをUPいたしました。

 管理サイトをご覧いただいている仙台市内在住の方が、宮城県内で採集した個体です。私も生きている実物は見たことが無く、有り難く拝見させていただく機会を頂戴いたしました。

 管理サイトのページにはもう少し画像も多く載せておりますので、そちらもどうぞご覧ください。

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May 17, 2009

花ネタ以外

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 なんだよ花ネタじゃないか?いやいや、花にアブが着地しようとしています(笑)。

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 今月は既に先月に匹敵する時間外勤務(残業&休日出勤)になってるなぁ。GW返上っていうのが効いてる…。

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 土曜も夕飯食ってから職場行き。疲れも中途半端に抜けきらない休み。

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 それでも最近多少は時間を作って散歩くらいはしている。

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 カメラを持って出た場合は花の写真が多めになってしまうけど、昆虫写真もちょくちょく撮れてる。

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 たまには思い掛けない場面に出くわすこともある。

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 忙しい日々は仕方ないのだけれど、今夏のクワガタ採りはかなり厳しい状況となりそうだ。時間が取れない可能性がある。

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 今年はいろんな意味で、山。

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 実際の山に行く機会は減りそうだけど…。

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 どんな夏に終わるかは、秋にならないと分からない、か。

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