灯火採集に行った次の日
2夜連続の灯火採集を実行し、実にセオリーから外れたポイントで発電しているために特に目立った成果も無く2日間を終え、迎えてしまった日曜日(7/3)。午後から県南方面へドライブ。
蛾ばっかり見てきた眼の保養?に、いろんな生き物を探してみるのも楽しかろう。もちろんクワガタも範疇に入れても良かろう。基本的に昆虫に興味の無い黒子甘党氏をピックアップする場所まで来たらシロテンハナムグリがカエデの枝先に不時着してもがいていた。それを撮っていたら黒子甘党氏が登場して、さて、行き当たりばったりの南下を開始した。
途中、コンビニで食料やドリンクを調達。店の脇の水田に赤いトンボが飛行しているのでカメラを持って踏み入るも見失う。足元を見るとカエルが跳ねる。上画像のアカガエルのほかに、おそらく尻尾が消失して間もないとても小さなアマガエルが大量に居る。
そんなチビアマガエルを撮ったのだが…。
撮影直後の画像チェックでは気付かなかったヤツがアマガエルの奥側に写っている…。沢に居るヤツが田んぼまで出張してきていたようだ。
結局赤いトンボは撮れず、南下を再開することにした。10年以上前に通ったはずのルートが思い出せない…。若干迷いながらも第一の目的地に到着した。
某所の廃道である。ここは10年ちょっと前までは四駆なら走破できた。が、今では古い通行止めのゲートで塞がれている。10年ちょっと前でも「道として扱って良いのか?」と思わされる区間があるなど走破には困難を極めたが、今ではもう復旧見込みの無い廃道と化している。僅かな時間だが、この廃道を徒歩で散策したかったのだ。
歩みを進めていくと、左右のコナラやヤナギには藪の中に道が通じていた。つまり、誰かがクワガタ採集などをしているということ。道端のヤナギには目線の高さに樹液は出ていない。では、と蹴りを入れてみた。あー、上から何か落っこってキターッ!
ボタタッ。
はい、ミヤマクワガタのオス。
で、メス。廃道突入後あっという間にミヤマクワガタの1ペアが揃う。オスは6cm台前半というところかな。
あ、虫ケースを車中に忘れてきた…。一度戻ってクワガタをケースに入れ、廃道へ再突入する。
廃道は、先の大地震の影響なのか地割れ多数。このままでは廃れていても道としての存在が危ういかもしれないな…。
赤いチョウがチラホラ飛んでいるが遠い。深追いせずにとりあえず廃道を進む。奥に進んで行くと、聞き慣れない鳥の鳴き声が聞こえてきたために歩みを止め、周囲をよく観察してみることにする。
ギィギィ、チュイチュイ、ホイホイホイ…。チチチュイチュチ…。
バササッと2羽の鳥が上空を横切る。横切った鳥は枝葉の影に隠れてしまう。その方向を凝視する。カメラに望遠レンズを装着する。
遠くで枝葉の隙間から、こちらの様子を窺う鳥が声の主だ。見たこと無いかも…。鳴き声は「ギィギィ」という地鳴きと「チュキヒーホイ」「ホイホイホイ」という囀りが際立つが、時折「チチュイチュチュイ…」など不規則な『ぐぜり』が交じる。その『ぐぜり』を私も口で真似しながら様子を見ていると…。
出てきた。嘴と目の周囲が青白い。私らを警戒しているのか興味を持ったのか分からない。近くにはもう1羽居るが枝葉の影。だが、それは尾が長いことが分かった。あれ、何だっけかな、この鳥の名前…。尾の長いのがオスだ。目前の(上画像の)個体はメスのはず。
出てきたメスは盛大に地鳴きする。巣が近くにあって、私らの興味をそこから逸らそうとしているのかな…。
何だっけ、名前…。ゴクラクチョウじゃねぇな、全然違う。いや、そんな感じの有難い名前だったような気がするんだけど…。
「思い出してみろ~」と言わんばかりに鳴きまくられる…。(帰宅して調べて思い出したがサンコウチョウ:三光鳥だった。囀りの「チュキヒーホイ(私の耳では)=ツキヒーホシ(一般的には)=月・日・星」の三光の意が名前にある。)
メスは堂々としたもので、目の前に出てきてからは姿を隠そうとはしない。オスのほうは遠くの枝葉の隙間から…。
…こちらの様子を窺っている。メスよりも嘴や目の周囲の青白さが鮮やか。特徴的な長い尾を撮れないか、しばらくこちらも様子を窺う…。
ちょろっと出てきたけど、手前の横枝が邪魔(汗)。でも、その横枝の下まで伸びてる長い尾は確認できた。全体像を撮りたいのだが…。
結局は撮らせてもらえなかった。この後、オスは森の奥に消えていった。
で、メスは…。
まだ目の前で鳴いている。
シャッターを切ると「何ソレ?」みたいな顔で覗き込んできたりもする…。
さらに一歩前の枝へ。頭髪?フサフサしてるな~(笑)。
高らかに鳴く。その後、急接近してきた別の鳥を追い払うように飛び立ち、森の中へ消えていった。
時々、妙にヒトに興味を持つ小鳥が居たりするから山散策は楽しかったりする♪そんな一時を堪能できた。
サンコウチョウが去った後、さらに廃道の奥へと歩みを進めると、目線くらいの草薮からガササッと音がした。
潜むヤツが…。
シマヘビの幼蛇のようだ。向こう側の眼の付近に古傷があるようだ。眼は大丈夫なのだろうか…。
逆側から見ると、しっかり眼球があった。もっと幼い頃に鳥にでも突かれた痕なのかもしれない。手負いのヘビなので捕まえて遊ぶことはせず、そのままにして廃道を進む。
左右の木々が減り、少し明るい場所に出ると、さっきもチラホラと飛んでいた赤いチョウが2頭舞っていた。縄張り争いをしているらしい。
草葉の上に留まり、上空を警戒している。あのチョウは…。
もしかして久々の…。あ、飛んじゃった…。周囲を飛行して、また草葉の上に不時着してくれる。慎重に接近しつつ…。
クジャクチョウ(孔雀蝶)だ。あまりにも久々に見た気がする。デジカメで撮るのは初めてかも。
綺麗な赤。ピーコック的目玉模様。
時々飛翔しては別の個体を追い払う。廃道の真ん中に突っ立っていると、我が頭なんかを見張り台代わりに不時着を試みようとしてくる。地面に降りてくれないかな…翅の模様を上方から撮りたいのだが…。
しばらく待っても願いは叶わず、森の奥中へ飛び去っていってしまった。
そろそろ別な場所に移動したい。廃道を入って来た方向に戻る。
そうしたら…。
おそらく別個体のクジャクチョウが地面で待ってくれていた。
凛として佇んでいる。ほんの時々、翅を閉開する。
後翅の端が少し欠けている個体だったが鮮やかさは健在。模様が人の顔のようにも見えてくる。素敵だ♪
クジャクチョウに別れを告げて廃道を戻る。途中、アサヒナカワトンボが佇む。
薄暗い廃道をヒラリヒラリと飛んで行っては草葉の上に留まる。
廃道突入直後に確保していたミヤマクワガタのペアを元居たヤナギに解放し、さて、次なる地へ向かおう。クルマに乗り南下を再開する。
しばらく移動して到着したのは薄暗いコナラ林。
ハルゼミの抜け殻があちらこちらに付いている。
こんな感じのコナラ林。樹液が出ている場所もあるが良質ではなく昆虫の姿は無い。ならばと周辺のコナラに片っ端から蹴りを入れていく。
ボタッと落ちてきたミヤマクワガタのメス。オスは居ないのかな…。
また落ちてきたメス。十数本のコナラに蹴りを入れたが、どうやらオスは本日不在らしい。連続で蹴り過ぎて疲れてきた。もう汗だく…。黒子甘党氏は纏わり付く蚊を気にして不機嫌だ(笑)。
この地でのミヤマクワガタのメス2頭も、この地でサヨナラ。君たちの子孫と、また何年後かに会わせてもらいたい。
その後、探索をしてみたかった林道へ突入。ウズラ一家に遭遇したりと面白かったが、クワガタ採集や灯火をするにはキツイ林道だった。途中で撤退し、戻り道は雨。林道を出た後に覗いてみたかった林の探索をキャンセルして仙台への帰路へ。
さて、クルマのパンク修理をせねばな…。
















































































































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