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January 2014

January 26, 2014

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014③

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 保存会の一行は参道を歩み切り、いよいよ神社の拝殿へ向かうための順番待ち。今年のどんと祭は平日開催であったが、保存会が訪れた時間帯は午後6時過ぎの参拝ゴールデンタイムで広い境内も混雑はピーク。 

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 しばしの待ち時間の後、一行は拝殿脇へと進み始めた。

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 保存会の依代も進む。

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 奉献される餅も運ばれて行く。

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 黙々と鉦を鳴らし進む。

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 拝殿脇から本殿の裏手へ。

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 照明設備の光もほとんど届かないような暗い本殿の裏手で、幾度か九十九折に列は進み行く。

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 暗闇を進み、歩みを止める。本殿裏では先行団体の参拝ペース次第で幾分か待たされては少し進む、の繰り返し。

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 祈願板も暗闇を進む。

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 暗闇では、提灯の明かりが仄かに。

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 男たちは一定に揃えて鉦を鳴らし続ける。

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 今年も清山会さんとの混成隊列を構成。また、サイト工業さんも初めての裸参りということで保存会と一緒に参加した。

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 神の住まう本殿の脇で。

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 お参りの鉦は振り鳴らされ続ける。

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 歩みを止めることが多い場所であることと、辺りを囲う神寂びた森からの冷気が、体温を奪っていく。

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 少しずつ進んでは、本殿の裏手を幾度か往復。

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 付人もそれは同じ。

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 整然、黙々、力強く。保存会の真骨頂。

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 参拝の順番待ち最前列も保存会となった。用意されている提灯は、奉献物を納めた人が帰り道で持つためのもの。まさか手ぶらでは帰れない。

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 拝殿脇で祈願を果たす時を待つ。

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 震災により被災した人々への思いを願いとして届ける。

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 さあ、いよいよ拝殿へ上がる。

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 付人が含み紙を外してくれる。

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 踏み出す。(ピン甘とブレで大失敗画像ですが)

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 拝殿へ上がり、奉献物を納め、参拝。

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 御神酒を頂いて、拝殿を下りる。

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 行程も後半となる。

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 参拝・祈願を終えた一行はどんと祭の御神火へと向かう。

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 参拝・祈願を終えても、裸参りが終わったわけではない。裸参りはその団体の拠点まで気を抜かずに鉦を鳴らし続けて帰ってこそ完遂されるもの。

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 鉦の音高らかなままに。

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 御神火まで一行は辿り着いた。

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 次々と腰の注連縄が取り外され、御神火に投げ入れられる。

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 神社の境内で見られる光景としては、御神火の周囲を廻る姿がオーラスとなる。

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 雲外蒼天。その思いは来年の裸参りまで。本当なら、一刻も早く被災地に至極当たり前の暮らしが戻ることが望まれるが、この3年の経過を見れば、まだまだ時間は掛かりそうだ。

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 境内を後にする保存会一行。

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 帰りの道でも毅然と颯爽と。

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 お参りを果たした姿を地元に見せることも務め。

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 行きも帰りも、多くの地元の方々に声を掛けられる。

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 今年のお参りも終わろうとしている。

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 醬油屋の前を過ぎ、右折。

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 杜の館へと続く道へ。

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 帰るまでがお参り。

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 無事にお参りを終えて、真剣だった顔もやっと綻ぶ。

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 付人は後片付けに忙しくなる。

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 今年も皆様お疲れ様でした。私は今回が3回目の保存会随行だったのだけれども、震災後最初のどんと祭で大混雑した一昨年、大雪に見舞われた昨年と比べれば、例年並みという感じの今回だったのでしょうか。

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 そして、カメラ振り回す私にご配慮いただきありがとうございました。

 装束を解いた皆様は道具と館の後片付けをし、解散。有志で「直会」に参加してお参りの行程をそれぞれに労ったり、付人の働きに感謝したり。私も参加させてもらい楽しいお話が出来ました。

 また一年。また来年。これからの一年、来年に向かう前向きな気持ちがちょっとだけ、新年早々に持てた感じがしました。

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January 24, 2014

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014②

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 裸参りの男たちの装いが整いつつある頃、杜の館の外では提灯の準備が始まる。

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 一つ一つの提灯に火を点して行く。最近は電球仕様の提灯も見受けられるが、保存会は昔ながらの蝋燭による灯だ。

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 揺らぐ灯。本物の証。

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 高張提灯にも火入れ。

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 館からは男たちがいよいよと出てくる。

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 祈願板も持ち出され、抱え方を確認中。

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 奉献されるものも次々と。

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 出発前の恒例、記念撮影に臨む。

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 さあ、準備は整った。

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 いつ見ても壮観。

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 今年は、杜の館に残されている天賞酒造時代の門扉から隊列前方を構成する主要人員の出発姿を再現。天賞酒造由来の保存会らしい演出がとても良かった。

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 往時の天賞酒造の裸参りの夜が見える。

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 地元民としては、鉦の音だけで天賞酒造の裸参り一行が来たものだと察していた昔。

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 その系譜を受け継ぐ保存会が「雲外蒼天」を掲げ詣でる。

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 いざ、出発のとき。

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 暗き夜道に歩を進め始める。

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 杜の館前から八幡大通りへと向かう。

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 大通りは以前までは交通規制を大々的に行っていたが、今年はほとんど規制らしい規制も無いに等しいくらいで、大崎八幡宮の直前くらいになってやっと車道1車線が歩行者用に規制されている程度。普段からの歩道は一般の参拝者や帰り道の裸参り他団体などが大勢行き交い、混乱も極み。隊列を維持するのも大変(撮影するのも大変)。

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 そのような混乱の中でも黙々と。

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 奉献される数々の品と祈願板に込めた思いは運ばれる。

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 鉦を真上まで。保存会では当然のスタイルだが、他団体では数少ない光景。今年は保存会以外でも同じようなスタイルを持つ団体を見掛けた。もっと身も心も「本当のお参り」が広まってほしい。

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 車道を歩ける区間でも、やっぱり他の参拝者が多いから窮屈。(撮影画像もそのようなものばかり多産してしまった。)

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 大崎八幡宮の鳥居をくぐり、いよいよ境内へ。

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 黙々堂々と進む一行の姿はいつも息を呑む。

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 一層、昂る。気合が乗る。

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 階段を上がる。神は鉦の音を聴き、お参りを終始見定めている。

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 比較的歩き難い石畳は古式床しい風情のあるもの。

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 拝殿の位置が見えてくる。

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 凛として。

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 祈りを届ける。

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 願いを掛ける。

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 雲が去れば、蒼い空が必ず広がる。

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 参道の歩みを終えた。拝殿・本殿の周囲を回り祈願を果たすときが近付く。(つづく)

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January 21, 2014

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014①

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 1月14日、一昨年と昨年に引き続き今年も「仙臺伝統裸参り保存会」の皆様の様子を撮るべく追い掛けさせていただくべく、平日ながら夕方前には保存会の拠点となっている「八幡杜の館」に到着した。仕事は主要な部分を午前中に片付けて、午後からは休暇という扱いで。もちろん仕事に重大且つ緊急の課題が残っているような状況では撮影には向かえなかったので、この点では運が良かったというか幸いな日であった。

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 裸参りとは、…と、毎年のように同じことをコメントしても仕方がないだろうか?一昨年や昨年の記事などを見ていただくとしようか。

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2012① とか、

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2013① などに、大崎八幡宮のこと、松焚祭(どんと祭)のこと、仙台裸参りのこと、仙臺伝統裸参り保存会のことなどが触れられているので、今回初めてこのブログや裸参りのことに辿り着いた方などはお読みいただけたら。

 また、当ブログ左下リンク欄に仙臺伝統裸参り保存会サイトへのリンクもさせていただいているので、そちらから公式的な説明を得て頂くことが最良かと。

 さて。

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 杜の館へ到着すると、毎年恒例となった「裸参り説明会」は既に終わった時間であり、いよいよ裸参りそのものの直前準備が始まろうかという頃合だった。

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 今年はこんな感じにディスプレイして説明会をしたのかな?と思いつつ、あまり考えてる暇もないのでいろいろ撮り始める。

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 捧げられる運命を背負った鯛。メデタイ鯛。

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 腰用の注連縄が山積みに。聞くところ、これまで注連縄作りをしてくれていた方が事実上の引退状態となり、今回は調達先が急遽変わったのだとか。

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 いよいよ(というか到着してすぐの私的には、もう?)注連縄の準備作業が始まる。

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 ぎっちり締まった注連縄を少し緩めて紙垂(しで)を挿し込んで行く。

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 今年はカメラの数が多い…。随分と取材など多いようだ。

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 注連縄の準備作業が一段落すると、外では本隊の行進練習、屋内では付人たちのミーティングが始まった。

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 裸参り本隊が無事に、そして勇壮なままにお参りを成し遂げられるべく全力でサポートする付人たちの存在は大きく重要。付人というサポート隊を疎かにした裸参り団体は時に惨めな憂き目を見る。

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 もうちょっと、鯛の尾を元気良く。妥協しない。

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 TV取材に対し会長さんが祈願板の説明。今年の祈願は「雲外蒼天」。困難を乗り越え、努力して克服すれば快い青空が望めるという意味。東日本大震災以降、一貫して震災・被災地やこれに伴った世相に意識を向けたメッセージを放つ保存会の祈願板。「震災復興」、「不忘復興」、そして「雲外蒼天」。震災後の1年、2年、そして3年を迎えようとしている今、その時々の世相へ敏感な人ほど、切実さが増して響く。

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 保存会の源流、天賞の酒も奉献される。

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 空の明るさが仄かに失われつつある頃。

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 付人たちの身支度が整えられる。裸参り本隊の人たちの身支度を手伝う関係上、いち早く自分たちの準備は終えておかねばならない。

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 大先輩から若手への静かなる激励が温もる。

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 付人たちの身支度が終わると全体ミーティング。

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 祈願板に記された言葉も語られつつ、裸参り隊列を構成する各ポジション要職者が発表されていく。

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 私の歳ほども裸参りを続けてきた古参の雄にはプレゼントが用意されていた。雄であり勇だなぁと思う。かの林子平は「勇は義の相手にて裁断の事也。道理に任せて決定して猶予せざる心をいう也。死すべき場にて死し、討つべき場にて討つ事也。」と説いている。裸参り保存会にて長らく裸参りを続けていらっしゃる方々皆様の姿を拝見するに、男女を問わず「勇」だなぁと思わせられる。

 そしていよいよ。

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 禊。

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 保存会特製の氷水で水垢離。

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 身も心も清まる。

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 禊を終えたら身支度へ。

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 晒を腹に巻いてからでは屈んだ作業が厳しくなる足元から。

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 続いて晒を巻く。

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 身が引き締まると同時に気持ちも。

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 杜の館の中は慌しさを増す。禊を終えた男たちは次々と装束を整えて行かねばならない。

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 鉢巻。

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 注連縄。

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 鉢巻。余分を切り落とす。

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 注連縄。余分を整えてまとめ上げる。身支度に妥協をすると神前に赴く頃には着崩れしてしまう。それは神に対して失礼でもあり、その神の膝元でもある地元を代表する保存会としては恥。

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 今年も地元の大御所様が代表役。

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 出発への準備は整いつつあり。

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 昂る気持ちを内に押し込め、その時を待つ。(つづく)

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