« Carl Zeiss Distagon T*1.4/35mm ZE | Main | 仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014② »

January 21, 2014

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014①

20140114_002
 1月14日、一昨年と昨年に引き続き今年も「仙臺伝統裸参り保存会」の皆様の様子を撮るべく追い掛けさせていただくべく、平日ながら夕方前には保存会の拠点となっている「八幡杜の館」に到着した。仕事は主要な部分を午前中に片付けて、午後からは休暇という扱いで。もちろん仕事に重大且つ緊急の課題が残っているような状況では撮影には向かえなかったので、この点では運が良かったというか幸いな日であった。

20140114_001
 裸参りとは、…と、毎年のように同じことをコメントしても仕方がないだろうか?一昨年や昨年の記事などを見ていただくとしようか。

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2012① とか、

仙臺伝統裸参り保存会撮影記2013① などに、大崎八幡宮のこと、松焚祭(どんと祭)のこと、仙台裸参りのこと、仙臺伝統裸参り保存会のことなどが触れられているので、今回初めてこのブログや裸参りのことに辿り着いた方などはお読みいただけたら。

 また、当ブログ左下リンク欄に仙臺伝統裸参り保存会サイトへのリンクもさせていただいているので、そちらから公式的な説明を得て頂くことが最良かと。

 さて。

20140114_003
 杜の館へ到着すると、毎年恒例となった「裸参り説明会」は既に終わった時間であり、いよいよ裸参りそのものの直前準備が始まろうかという頃合だった。

20140114_004
 今年はこんな感じにディスプレイして説明会をしたのかな?と思いつつ、あまり考えてる暇もないのでいろいろ撮り始める。

20140114_005
 捧げられる運命を背負った鯛。メデタイ鯛。

20140114_006
 腰用の注連縄が山積みに。聞くところ、これまで注連縄作りをしてくれていた方が事実上の引退状態となり、今回は調達先が急遽変わったのだとか。

20140114_007
 いよいよ(というか到着してすぐの私的には、もう?)注連縄の準備作業が始まる。

20140114_008
 ぎっちり締まった注連縄を少し緩めて紙垂(しで)を挿し込んで行く。

20140114_009
 今年はカメラの数が多い…。随分と取材など多いようだ。

20140114_011
 注連縄の準備作業が一段落すると、外では本隊の行進練習、屋内では付人たちのミーティングが始まった。

20140114_010
 裸参り本隊が無事に、そして勇壮なままにお参りを成し遂げられるべく全力でサポートする付人たちの存在は大きく重要。付人というサポート隊を疎かにした裸参り団体は時に惨めな憂き目を見る。

20140114_012
 もうちょっと、鯛の尾を元気良く。妥協しない。

20140114_013
 TV取材に対し会長さんが祈願板の説明。今年の祈願は「雲外蒼天」。困難を乗り越え、努力して克服すれば快い青空が望めるという意味。東日本大震災以降、一貫して震災・被災地やこれに伴った世相に意識を向けたメッセージを放つ保存会の祈願板。「震災復興」、「不忘復興」、そして「雲外蒼天」。震災後の1年、2年、そして3年を迎えようとしている今、その時々の世相へ敏感な人ほど、切実さが増して響く。

20140114_014
 保存会の源流、天賞の酒も奉献される。

20140114_015
 空の明るさが仄かに失われつつある頃。

20140114_016
 付人たちの身支度が整えられる。裸参り本隊の人たちの身支度を手伝う関係上、いち早く自分たちの準備は終えておかねばならない。

20140114_017
 大先輩から若手への静かなる激励が温もる。

20140114_018
 付人たちの身支度が終わると全体ミーティング。

20140114_019
 祈願板に記された言葉も語られつつ、裸参り隊列を構成する各ポジション要職者が発表されていく。

20140114_020
 私の歳ほども裸参りを続けてきた古参の雄にはプレゼントが用意されていた。雄であり勇だなぁと思う。かの林子平は「勇は義の相手にて裁断の事也。道理に任せて決定して猶予せざる心をいう也。死すべき場にて死し、討つべき場にて討つ事也。」と説いている。裸参り保存会にて長らく裸参りを続けていらっしゃる方々皆様の姿を拝見するに、男女を問わず「勇」だなぁと思わせられる。

 そしていよいよ。

20140114_021
 禊。

20140114_022
 保存会特製の氷水で水垢離。

20140114_023
 身も心も清まる。

20140114_024
 禊を終えたら身支度へ。

20140114_025
 晒を腹に巻いてからでは屈んだ作業が厳しくなる足元から。

20140114_026
 続いて晒を巻く。

20140114_027
 身が引き締まると同時に気持ちも。

20140114_028
 杜の館の中は慌しさを増す。禊を終えた男たちは次々と装束を整えて行かねばならない。

20140114_029
 鉢巻。

20140114_030
 注連縄。

20140114_031
 鉢巻。余分を切り落とす。

20140114_032
 注連縄。余分を整えてまとめ上げる。身支度に妥協をすると神前に赴く頃には着崩れしてしまう。それは神に対して失礼でもあり、その神の膝元でもある地元を代表する保存会としては恥。

20140114_033
 今年も地元の大御所様が代表役。

20140114_034
 出発への準備は整いつつあり。

20140114_035
 昂る気持ちを内に押し込め、その時を待つ。(つづく)

|

« Carl Zeiss Distagon T*1.4/35mm ZE | Main | 仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014② »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155453/58980886

Listed below are links to weblogs that reference 仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014①:

« Carl Zeiss Distagon T*1.4/35mm ZE | Main | 仙臺伝統裸参り保存会撮影記2014② »