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December 09, 2013

岩笠稲荷大明神へ行く

 なんだかんだで記事が更新されないまま年末を迎えてしまったが、今回の記事は1月の話。今年一年を振り返るような記事を連ねて、今(12月)に追い付こうと思います…。

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 ここは仙台市青葉区の新落合橋。権現森丘陵が川向に見えておりますが、あそこが今回の目的地。あの岩山の下に存在する祠が夢の中に出てきたのでお参りすることにしたのだ。

 繰り返して言うけど、1月の話ね(汗)。

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 新落合橋付近から広瀬川上流を望む。あの仙山線の橋が子どもの頃からのお気に入り。この付近は権現森丘陵と蕃山丘陵に挟まれた広瀬川がV字谷を形成して蛇行している中流区間で、丘陵に挟まれた狭い範囲に広瀬川、旧国道(旧街道)、鉄道、初期仙台市水道送水路等が集中している区間。

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 橋の上から上流部を望む。この辺りで伯父は戦後の頃に夜釣りでウナギを採ってたとか話を聞いたことがある。

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 橋の上から下流側を望む。旧橋(昭和23年流失)の橋脚が転がっている。この橋の左岸側の袂は旧街道の分岐点であり、古くは交通の主要地点であった。

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 で、橋を左岸側に渡った街道の分岐付近。

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 で、再建された道標。仙台市内側より来ると、右が定義街道、左が二口街道と作並街道(関山街道)へ向かうことが記されている。昔はここで関山街道から定義街道が分岐していた。定義山までお参りに行くときは、この後ずっと広瀬川左岸を進み、大倉川左岸を進んで詣でたのだ。

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 この街道分岐より少し仙台市内側に歩くと梅林が見えてきて。

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 岩山も傍に。

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 梅林の中に参道が現れる…って言っても、鳥居が無くなっちゃって目立たない。

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 いつ折れたのかな…。鳥居の根元だけが残っていた。

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 各地で多く見られる山神の石碑。東北では出羽三山信仰に関係した石碑も多く見られるが、今回訪れる岩山のように地域の信仰に基づいた石碑も多く存在する。山岳信仰というと大きく分けて、遠くから眺めて神秘的な印象を持つ山体を霊山のような扱いとして信仰するものと、地域の生産などを守護するものとして小高い森状の山を信仰するものとがある。恵みをもたらすシンボルとして地域によって信仰される山というのは、その場に行って眺めてみると、なるほどよく分かるなぁということも多い。
 

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 参道の奥から急な少し登り。

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 登り切ると仙山線線路。

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 山形方面側は直近でカーブしていて、列車の接近に気付き難い。結構な速度で通過するのでモタモタしてないでココは渡り切りたい。

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 渡った先を山形方向へ少し下る。

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 岩肌の下に泉の跡のような窪地と、供えられた器。既に神聖な場所に踏み入っている。

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 古めかしい階段が登場。ここを登れば…。

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 迫り出した岩肌の下に御社が。

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 ここが夢に出てきたお稲荷様。今回の参拝は14年振り、通算3度目。前回2度目の時は仕事上で知り合った大学生の地域の信仰という卒論テーマのお手伝いとして、蕃山や権現森を歩いたときに立ち寄った。前々回の初めての時はなんと30年前。私が小学校に入学する前の話で、祖母に連れられて母親と3人で来たときだ。祖母は夢で神社や寺を見ると、そこにお参りに行くような人だった。ここもそんな動機で来たに違いない。今回の私もそうだ。

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 御社の脇に小さなお稲荷様。

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 岩肌から染み出る泉。枯れているようだった。

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 御社の後ろにも祠が。

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 裏側の祠には「岩笠稲荷大明神」なる文字が彫られた石版がある。大正十五年に作られた石版のようだが、ここのお稲荷様の歴史はそんなに浅いものではないだろう。

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 奥より振り返って撮影。「岩笠」なる様子がよく分かる。

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 で、参拝。直前に買ってきた定義の油揚げと御神酒。御社にはもちろん、御社脇の小さなお稲荷さんにも供えた。

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 当然、裏側の祠にも。

 私はそんなに信心深いほうではないのだが、稀に今回のように思い当たる節が出たようなときには社寺に足を運ぶときがある。人の心の気休めの部分という側面もあろうが、神仏に手を合わせる機会というのは人生に在って良いもの、人間らしいものの一つを成す要素だと思っていたりする。

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 お参りを済ませて小休止。この場所でこの角度で、こんな感じで仙山線が走り去っていく一瞬を撮ったのが、小学校入学前に来た時の思い出の一つで、生まれて始めて自分の意思で撮った一枚だったなぁ、と再現撮影。

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 さて、実は気になる稲荷狐。このキツネが足元に抱えている火の玉3つって…。

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 ウチの墓にもある。我が家の家紋なんだよなぁ…。

 なぜこの紋が我が家に伝わっているのかはナゾです。

 この日の翌日が「どんと祭」の日であり「裸参り」の撮影をしたドカ雪の日。前日までは穏やかに暖かに、だったのになぁ…。

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