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December 05, 2011

早朝松島散策

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 11月23日勤労感謝の日。この日は未明に松島へ。日の出と共に散策を開始。黒子甘党氏と歩く。震災後初めての松島訪問であった。

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 生憎の曇り空で夜明け。僅かな雲の隙間から射し込んだ朝陽が眩しい。

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 この日の散策の目的は、借りていたお試しレンズのレポートに添えるに値するような画像を最低1枚は押さえるということと、松島海岸周辺の復旧状況を見ておきたいということの2つ。

 松島は、松島湾が外洋と通ずる付近の宮戸島や桂島など大小ある島々の影響で大津波の威力が弱まり、三陸沿岸のリアス式海岸に面しているような地域ほどの壊滅的な被害までは出ていないようだが、周辺地域と比べれば被害は軽微と言われるものの、それなりに甚大な被害が出ていることには変わり無い。

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 海岸線では、広場の松枯れやヘドロの堆積した痕跡、防潮堤の軽微な破損などがすぐに見受けられた。破壊的な勢いの波というよりも溢れかえった潮という感じの津波だったのだろうか、と想像させられる。幹線道を挟んだ地域の民家などもほとんどが残っていた。

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 海っ縁に建っている観瀾亭(月見御殿)も少し高台気味の場所にあったため無事のようだった。が、早朝のため入れず。やや鮮やかさに欠けるが紅葉がピークを迎えていた。

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 長い年月を刻んできた松島。

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 津波で破壊の限りを尽くされることが無かったことは幸いなのだろうが、町を失ったような地域の人々や故郷を追われるような境遇となってしまっている人々は、まだまだ松島のそんな現状にまでは目を向けられないでいることだろう。

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 東日本の太平洋沿岸部全体を見れば、本当の復旧・復興にはとんでもない長い年月を要するだろうという部分も見えてくる。姿形を残した松島を歩いていると、むしろそのような地域の人々への思いが去来した。

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 松島の穏やかな海を見ていると、あの時の繰り返されていた津波映像が東日本の太平洋岸一帯に押し寄せたということが信じられなかった。

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 それほど地形的に幸いした、ということなのだろう。同じ海辺に暮らす人々でも、こうも結果が異なるとお互いに何か心に引っかかってしまうような部分を抱いてしまわないだろうか…。それはそれと受け止めて海に生きる人間同士として心をつないで行くのだろうか…。無用な心配、杞憂かもしれないが。

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 海っ縁の遊歩道は通行止めのまま。柵がなぎ倒されたままだった。

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 浸水の痕跡を残す松島海岸レストハウスの外壁。海岸近くで腰より少し高い程度。

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 あの島々や湾の形が…。

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 津波の勢いを分散させたりしたのだろう。

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 五大堂も石灯篭などを除けばほぼ無事に残っていたが、曇り空であったために撮ることなく散策するに終わった。瑞巌寺方面に歩みを進める。

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 瑞巌寺の敷地に入って杉林の中、岩窟群は暗過ぎ。朝陽も射し込まないのでほとんど撮ることなく奥へ進む。

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 林を抜けるとパッと明るい場所が…。

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 瑞巌寺の拝観ゲート前に鎮座する延命地蔵様。背後の紅葉が最高だった。

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 なかなか見られないタイミングだったかも。

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 お隣の円通院もまだ開いていない時間。入口付近からヤマガラなどの野鳥の囀りと少しだけ垣間見える紅葉を堪能し、再び海辺へ足を運ぶ。

 水族館前から雄島へ向かう途中のイカポッポ屋の前を通りかかった時、お店から犬が出てきて愛想を振りまいた。思わず撫で撫で。温かい…。お店から店主が犬に「挨拶はしたのかー?」と問いかけている。帰り際に立ち寄る旨を犬に伝え(笑)、雄島へ向かった。

 が、雄島へ渡る木造橋は流失したままで渡れず。

 イカポッポ屋まで戻り、私はホタテ串焼き、黒子氏は焼きもろこしをオーダー。温かなお茶と共に店内で頂く。冷えた体に至福のひと時…。でも、犬が居なかった。店主の話では「たぶん家に戻って寝てる」とのこと。

 それでもしばらくすると犬が登場し、食べる我々の姿を見上げては「おねだりパンチ」を足に食らわせてくる。店主から「誤魔化し」のエサをもらい、お座りとお手&おかわりをさせてからエサを与えて遊ばせてもらう。

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 水族館の人も挨拶に来て、可愛がられてた犬。早朝一番に来た客(私等)にも元気に愛想を振りまいてくれたミニチュア・シュナウザー。

 この日はこの後、早々に松島を後にしてしまったが、次は水族館にも行こうと思った。そして、今後動き始める沿岸部の町々にも機会があるごとに足を運びたい。

 そう思った一日だった。

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