« 晩秋の太白山歩記(前編) | Main | 定義森林軌道跡探訪記:余 »

November 24, 2010

晩秋の太白山歩記(後編)

 11/21に仙台市西部に位置する太白山を登った記事の後編。生出森八幡神社の駐車場から歩き始め、息を切らしながら急斜面を登ってきた。そしていよいよ頂上の貴船神社の鳥居が見えてきた。

20101121_26

 頂上部に到着する。ここまで寄り道しながら撮影しながらという具合にゆっくりと進んできたが、僅か40分しか経過していない。登ることだけに専念すれば15分程度の道程だろう。

20101121_27

 到着時刻は午後0時20分。ちょうど昼食を楽しむ家族連れやハイカーで賑わっていた。とりあえず自分たちも昼食を開始。先週の蕃山を散策したときに見掛けたご夫婦の姿もあった。

20101121_28

 貴船神社と三等三角点。登ってきて三角点を撫で撫でしている中年男性も居た。

 太白山頂は山体を成す岩盤上部が露出している場所でもあるが、割とゴロゴロと大きめの石が転がっている。人が居て撮れなかったがテーブル石と呼ばれるフラットな面を持つ不思議な石もある。そういう状況が、何らかの人為的なものの痕跡があるとする考えに至る根拠となっているようだ。

20101121_29

 貴船神社脇に奉納?されている蛙の置物。なぜ蛙が…?というと、「無事に港へ帰るため」の目印として太白山は海からも信仰を集めたためだろう。

20101121_30

 同じく、木彫りのクマ。(こちらはなぜ?)

20101121_31

 北西方面に見える、先週の散策地蕃山一帯を望む。

20101121_32

 手前の山、右側のピークが蕃山、左側の電波塔の辺りが西風蕃山。遠くの山は右が泉ヶ岳と北泉ヶ岳、左が三峰山と後白髪山。先週の蕃山散策では霞かかった風景だったが、この日は気持ち良い青空だった。

20101121_33

 南東方向の住宅地と、遠くに海を望む。

20101121_34

 南西方向、生出地区を望む。もう少し西の方向に不忘山を始めとする蔵王山麓が綺麗に見えていたが、思いっきり撮り忘れ(汗)。

20101121_36

 心地良い風と陽射し、風景に抱かれて、しばしの時間を過ごす。11月も下旬だが、暖かな一日であった。

20101121_35

 さあ、下山しながら少しまた散策しようか。

 足元に気をつけながら急斜面を降り、生出森八幡神社まで戻ってきたところで、岩がゴロゴロしている付近に鳥の姿を確認。望遠レンズを装着しているうちに見失ったが、黒子甘党氏が鳥の位置を追尾していた。

黒:「あの石のところに居るよ。」

盃:「石って、いっぱいあるんですけど…(汗)」

黒:「あの木のところの…。」

盃:「いっぱい木があるんですけど…(大汗)」

 そうこうしているうちに鳥の存在に気が付いた。岩場の中の、石と地面の隙間から顔を出してさえずっている。不思議な場所でさえずる鳥だな、と思っていたら石の上に出てきた。が、少し遠い…。

20101121_37

 とりあえずシャッターを切ったが、400mm望遠ズームレンズ(35mm換算で都合640mm)でも小さくしか写らなかった。が、種の同定は可能なレベル。ミソサザイだった。日本の野鳥でも最小クラスの鳥。留鳥。学名(属名や種小名)のtroglodytesは、「岩の割れ目に住むもの」を意味するそうだ。

 ミソサザイは、これ以上の接近を許してくれずに飛び去った。さえずっていた場所はおそらく巣の入口。巣を確認しようかとも思ったが、それは鳥にとって迷惑、悪事であると判断しやめた。

20101121_38

 せっかく望遠レンズに付け換えたが、ミソサザイ以外に遭遇する鳥は居ない。トボトボと下山の足を進める。足場が良くなってきたところで、油断した黒子甘党氏が頻繁に足を滑らし始める…。

20101121_39

 生出森八幡神社の駐車場まで戻ったが、時間もあるので少し西側に散歩することにした。

20101121_40

 名残りの紅葉もチラリ、

20101121_41

 ホラリ。

20101121_42

 11月下旬だというのに、比較的トンボの姿が目に付く。太白山頂にも居た。そういえばここまで、この秋は強い冷え込みも少なく来たなぁ…。

20101121_43

 日当たりの良い場所に、テントウムシの姿を見掛けた。先週の蕃山でも見掛けたナミテントウだが、近くを探してみると日当たりの良い杉木立の幹に大量に付いていた。そして周囲をたくさん飛び回っていた。おそらく越冬場所を探して飛び回っているのだろう。

 で、見掛けたナミテントウの中から様々な斑紋をピックアップして撮ってみることにした。

20101121_t01

 問:上と下の画像の16頭のうち、ナミテントウではないテントウムシはどれでしょうか?

20101121_t02

 ナミテントウ・コレクターの人にとっては嬉しい場所だな…。ちなみにテントウムシと言ったらナナホシテントウを思い起こすことも多いが、1頭も居なかった。

20101121_44

 テントウムシのほか、オオトビサシガメやツマジロカメムシ(上画像)などのカメムシの仲間もうろついていたり、飛んでいたりした。

20101121_45

 夏の忘れ物も見つけた。

20101121_46

 この時季としては、貴重な日光浴かな。トンボも私も。

20101121_47

 飛び立とうとするテントウムシ。先程の問の答えは、上画像のほうの右側上から2番目の個体がヒメアカホシテントウ。それ以外は全てナミテントウ(のはず)。蕃山の記事でも言ったけれど、斑紋変異がたくさんあって面白いナミテントウです。

20101121_48

 暖かな陽光も、あと僅か。それを知ってか知らずか、トンボたちは光の中を舞っていた。

|

« 晩秋の太白山歩記(前編) | Main | 定義森林軌道跡探訪記:余 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155453/50114976

Listed below are links to weblogs that reference 晩秋の太白山歩記(後編):

« 晩秋の太白山歩記(前編) | Main | 定義森林軌道跡探訪記:余 »