« 定義森林軌道跡探訪記:06 | Main | 定義森林軌道跡探訪記:08 »

October 24, 2010

定義森林軌道跡探訪記:07

 定義森林軌道跡を起点である定義から十里平奥の「目的の木橋」まで歩む探索記は、第六架橋地点を過ぎて十里平の直前まで到達し、その十里平へ抜ける最終区間を迎えていた。

※この探訪記を最初から→こちら(次回予告画像)

20101014_a01

 第六架橋地点から進行方向を見る。軌道跡は右に大きくカーブを描いて行き、森の中へ消えている。その軌跡を追うように歩みを進める。

20101014_a02

 程なく、泥濘というほどでもないのに下草の無い地点に差し掛かる。第六架橋地点前の足跡と言い、獣の気配を感じる…。

20101014_a03

 表面は不自然に「耕されている」という印象。ただ、第六架橋地点前で見かけた足跡だらけ、掘り跡だらけのような荒れた感じではなく、均一な感じに耕し面は広がり、それでいて明瞭な足跡が存在しない。こちらはイノシシではなく、もしかするとニホンジカやカモシカが草を食べた跡なのかもしれない。

20101014_a04

 軌道跡はなお右へカーブして行き、その先の藪の中に送水管が見えてくる。第七の架橋地点へと差し掛かった合図でもある。

20101014_a05

 第七架橋地点は、大きめの沢というか小さな川というか、比較的幅のある場所に架かっている。起点側より望むと、中央の橋脚と橋脚台、橋台を残して、その他の残骸は見当たらない。

20101014_a06

 起点側橋台の上流側を降りて行く。この沢には起点側からは容易に降りられるが、対岸には付近に登れそうな場所は無い。上流側対岸(上画像の左側)にはすぐにコンクリートの護岸が壁のようにそそり立っており、その更に上流部は護岸に負けず劣らずの崖が続いている。

20101014_a07

 起点側橋台を下から眺める。送水管があるためか、砲台のように見えてしまう。それにしても崩れずに大きく立派な橋台である。川面側の中ほどに段差がある二段式。この地点の橋は起点側の袂に斜めの橋脚(本当の名称は知らないけど)が存在したらしい。段差はその足場であろう。

20101014_a08

 対岸を見るとこんな感じ。対岸の橋台は足元の地盤が削られてはいるが、橋台そのものはしっかり残っている。これだけ双方の橋台がしっかりしているのに橋桁が存在しないのは、やはり「渡られると危険」という判断の下、人為的に落とされたのかもしれない。これまで見てきた橋の中でも高い位置を渡っている橋だということもあるが、十里平側からは容易に入って来れる場所にあるということも要因しているだろう。

20101014_a09

 橋脚と橋脚台を起点側より。虚しく立つ橋脚が何となく物悲しい。

20101014_a10

 沢の下流側を望む。

20101014_a11

 橋脚台には大きなクラック。数年前にも存在していたが、この傷口が広がる日はそう遠くないんだろう。

20101014_a12

 対岸の橋台を下から仰ぎ見る。こちらも何だか砲台チックな眺めに見えてしまう。なお、こちら側は二段式ではない。

20101014_a13

 対岸の沢床から起点側を振り返る。昔、木橋が架かってて、木材載せた軽便貨物列車が走り抜けて行った場所なのだね…。

20101014_a14

 沢の下流側より眺める。

20101014_a15

 遠巻く。というか、沢の下流側に対岸へ這い上がる場所を探している。しばらく沢を下流側に歩いて行くと、踏み跡から這い上がりポイントなんだなと気付く場所があり、やや足元は悪かったが対岸上に立つことができた。

20101014_a17

 対岸上から眺めた第七架橋地点。木々の葉で見通しは悪かった。

→この地点の地図(Google Map)

20101014_a18

 第七架橋地点から進行方向を向くと、一瞬軌道跡がどちらを向いているのか分かり難い。数歩だけ先へ進んで見渡すと…。

20101014_a19

 右へカーブしていたらしい軌道跡が現れる。軌道跡だった掘割の中を排水路が通っており、先程の沢の護岸部分(画像で言うと手前側に位置する)にでも流れ落ちているようであった。

20101014_a20

 真っ直ぐ続く排水路。やがてこの掘割は森を抜けて…。

20101014_a21

 画像左、道端の笹薮(ちょうど笹の葉が太陽に反射して白い場所)から抜け出てくる。道路の奥には十里平の奥へ向かう直線道路との交差点が少し見えている。そんな位置関係だ。

20101014_a22

 軌道跡は道路を横断し、反対側の敷地の中へ緩く左へ弧を描きながら進み、やがて牧草地のような場所に消え入ってしまう。

→この地点の地図(Google Map)

 定義の駐車場からゆっくり歩き、時々軌道跡とは無関係のものも撮影しながら、数度の休憩を入れつつ十里平の入口のここまで約4時間の歩みであった。ただただひたすら歩くのであれば、もっと所要時間は短いだろう。この4時間で堪能した定義森林軌道跡序盤の素敵な光景を余韻に残しつつ、次は「目的の木橋」へ向かうこととなる。

※次回更新へ続く

|

« 定義森林軌道跡探訪記:06 | Main | 定義森林軌道跡探訪記:08 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155453/49837030

Listed below are links to weblogs that reference 定義森林軌道跡探訪記:07:

« 定義森林軌道跡探訪記:06 | Main | 定義森林軌道跡探訪記:08 »