« 定義森林軌道跡探訪記:05 | Main | 定義森林軌道跡探訪記:07 »

October 23, 2010

定義森林軌道跡探訪記:06

 定義森林軌道跡を起点側より歩き、第五架橋地点を過ぎ、定義~十里平区間の軌道跡も終盤に差し掛かったきた頃からが、今回の記事。

※この探訪記を最初から→こちら(次回予告画像)

20101014_85

 第五架橋地点より軌道跡を進み、少し左にカーブした先は笹薮に覆われた直線となる。緑のトンネルが軌道跡であった道の存在を示し、進むべき方向を見失うようなことは無い。しばらくは笹薮行進となるが、足元が少しずつ泥濘と化し、笹が少なくなる。そしてその泥濘地帯に差し掛かったとき、ある存在に気付いた。

20101014_86

 イノシシ…?ニホンジカ?カモシカ?何かの足跡であることに間違いは無く、蹄を持つ獣であることは確かだ。

20101014_87

 やたらめったら足跡だらけの泥濘軌道跡と化す。所々、激しく地面が掘り起こされている。足跡は明瞭ではないが、周辺の様子から考えるとイノシシという感じが強まる。

20101014_88

 そんな軌道跡。掘割の中、泥濘が続く。イノシシが泥浴でもしたのか?というような大きく掘られたような水溜りも点在していた。

20101014_89

 そして、昨日か今日かという目新しい折られた低木に遭遇。泥濘には判然としないが獣の足跡が無数。シカとかだったら草や木の葉を食べたような痕跡も見受けられるだろうが、そんな感じのところは一切無い。イノシシなんだろうか…。思わず、クマ除け鈴を意図的に鳴らしながら歩いてみたりする。

20101014_90

 鈴を鳴らし鳴らし進む軌道跡。浅い掘割の中を延々と歩む。

20101014_91

 そしてしばらく、第六の架橋地点が現れた。一見、やはり先人たちの過去画像と比べると枕木が減り、左側の主桁が落ちている。人為的要因か獣なのか、積雪等によるものなのか腐食の進行か。理由は定かではないが、その崩壊は確実に進んでいる。

20101014_92

 橋の架かる沢の下流側より眺める。右側の橋台は低い位置が崩れ始めている。時々差し込む木漏れ日が綺麗な場所で、しばし佇み眺めることにする。

20101014_93

 上空の雲の影響でなかなか木漏れ日が差し込まなくなり、良い感じに撮れないまま時間が過ぎる。崩れ始めた橋台をズーミングして撮影してみると、玉石がコンクリから剥離した様子がはっきりと窺い知ることができた。

20101014_94

 橋梁をやさしく包み込む蔓草。

20101014_95

 橋を土に還そうとする蘚苔類。

20101014_96

 第六架橋地点を沢の上流、進行方向左側より眺める。廃止後50年。静かに佇み続ける橋。

20101014_98

 木材を載せた貨車が過ぎ去った架け橋は、間もなくその姿を消し、幻と化してしまうのか。

20101014_99

 第六架橋地点を起点側に振り返り眺める。枕木を残す橋の存在が、歩道でも車道でもない、軌道であったことを物語る。いつまでもこの光景は残っていない。この数年でも随分と変わり始めている。完全に姿を消し去ってしまうその前に歩けた今回は、その色濃い様相を見るタイミング的にも終わりに近い頃合なのかもしれない。

→この地点の地図(Google Map)

 間もなく十里平。定義から十里平までの間にある最後の架橋地点へと歩みを進めた。

|

« 定義森林軌道跡探訪記:05 | Main | 定義森林軌道跡探訪記:07 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/155453/49822062

Listed below are links to weblogs that reference 定義森林軌道跡探訪記:06:

« 定義森林軌道跡探訪記:05 | Main | 定義森林軌道跡探訪記:07 »