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February 28, 2009

スカイ・クロラ 余話

 先日購入したスカイ・クロラDVDを観て、またオーディオコメンタリーを聴いて、はたまた小説とかいろいろ思い出したりして、ちょっと余話を。

 原作である小説シリーズを読破した一部の人からは劇場版への酷評(構成とかキャラとかに)もあるし、また原作そのものへの批評(主人公設定が二番煎じとか)もあるけれど、それらの人々の趣向や他作品を抜きにして、自分なりの感想を再度まとめれば、原作と劇場版それぞれに良さがあって、それぞれに楽しめるナァとつくづく感じたワケです。

20090227_01 まずはDVDを観て、あらためて戦闘機“散香”に魅せられた。古臭さと近代っぽさを併せ持つ、現在に甦った震電のような、美しい特異な機体。この形をもっと堪能したくて?プラモを購入してしまった(笑)。FineMolds製1/48スケール3400円。

 ちなみに模型店のお兄さん曰く、「この(Finemolds製の)キットはイイですよぉ~。バン○イのヤツは食玩の延長みたいでダメっすよぉ~。コレ(FineMolds)はイイ♪」とかレジ打ちながら話してくれました。確かに模型雑誌とか見ててもそう思った。散香特集ページとか時々今でも取り上げられてる。そのうち仕事を忘れて現実逃避したくなったら作ってみます(笑)。

 そしてDVDの音声特典オーディオコメンタリーを聴いて、更にいろいろ美術や技術、設定や演出の奥深さ、裏話などが聴けて、作品を観る楽しみが増したワケ。普通に観ただけじゃ気付かない、意識しないような部分にまで手が入れられていたりすることに目が行くようになるワケで、自然過ぎて目立たないけどスゴイことやってるなとか、関心もするワケで、密度の濃さを感じるワケです。

 オーディオコメンタリーでは、プロデューサー石井氏が時折、本作品には無かったアイディアや展開が語られたりすると「スカイ・クロラ“2”で!」と期待を込めた?発言をするけれど、実現するのかねぇ?興行的にはオイシイとは思えない作品なんだけど…。個人的は観たいけどね。

 ちなみにこの前余談で触れた、DVDにオマケで付いてた文庫本スカイ・イクリプス用特製カバーに描かれていたパイロットのコードネーム“NOFOLK”は「ヒイラギイサム」だったのね。そうかなとは思ったけど、またDVDを観て、確認できました。

 原作である小説シリーズは完結してしまったけど、多くは語られなかったキルドレの秘密や、ヒイラギイサムを使った、小説スカイ・クロラ以降スカイ・イクリプス短編までの続世界、押井版続編があっても面白いよなぁ、と正直思うのです。小説と劇場版のスカイ・クロラは結末が異なるけれど、スカイ・クロラ以降の話に当たるスカイ・イクリプスの一部短編は、劇場版の結末を仮定して引っ張ってもなんとかなりそうな内容だし。無いのかな、“2”は…。

 でも…。

 繰り返される日常の物語。永遠にも似た無気力化した日常に生きる。でも、必ず終焉は訪れる人生・時間を無為に過ごし続けて意義が生まれるのか?

 劇場版のエンドロール後にあるシーン。ここまでに通じる僅かな変化、確かな変化に至る過程。それこそがこの物語では見逃せない重要な場面。この物語に続編を期待するのは無意味なくらい、静かに確かなメッセージか込められています。

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