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October 27, 2008

廃橋の謎解き散策

20081026_01 先日探訪した青葉区熊ヶ根、野川地区にある廃橋の名前。これを知る手掛かりとなるか?ということで、25日(土)に国土地理院の催し「地図展2008in仙台」に行ってみた。

 場所はアエル5F、仙台市情報・産業プラザネ!ットUの多目的ホール。あれ?ここ、確か前に仕事で使った場所…(笑)。

20081026_02 会場に入ると、多くの人たちが航空写真に見入っていた。今回の目玉商品?は、国内初公開となる昭和20年5月25日の仙台上空からの写真のようだ。米軍が空襲の事前偵察にて撮影したものという。

 お、すごいすごい。

20081026_03 と、それも良いが、もっと広域、あるいは西寄りの地域の写真か地図が見たい。だけど、市中心部の写真や地図ばかり。西が見えても下愛子付近まで。

 他にも環境、測量、防災など地図や地形に関するコーナー多数。中学生の地図作品(色の塗り分け)展示もあったり。懐かしー夏休みの課題だ。

 結局、廃橋の手掛かり無く、地図を数枚頂いて退場。でも、面白かった。

 帰り際、某古本カフェに立ち寄り、目当ての本を探す。だけどナシ。あれ?ホムペの在庫表にあったのに…。店主さんに尋ねてみると、どうやら別の場所に保管されているとのことで、翌日以降に店に置いててくれることになって、退店した。カフェで一杯何かを飲んでも良かったけど、ちょっと混んでたために、結局歩いてVeloceで一杯飲んで帰宅した。

20081026_04 日付変わって26日(日)。廃橋の謎解きは続く。

 訪れたのは、例の廃橋の上流部に位置する仙台市水道・青下水源地。水道記念館や、青下第一ダムのある場所だ。この近辺に来たのは約10年振り?その10年前は、確かクワガタ採集に良さそうな場所探しだったような…(笑)。

20081026_05 で、水道記念館なのだ。初めて来た。入場無料♪それにしても人少なっ(汗)。休日なのに…。

 青下川流域に関する情報が、何かしらあるに違いない。風が強くて周辺の探索はツライかな、と思いつつ、まずは記念館内に入っていく。

20081026_06 館内に入ると、入館者が誰も居ない…(大汗)。小綺麗な館内は広くはないが、居心地は良さそうな空間である。

 展示コーナーに向かう前に、入口ホールの壁に、何やら油絵が掲げられているのに気付く。…あ!これは青下川流域の絵じゃないか!

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 おおぅ、なんと昭和8年頃!廃橋は在るのか!?

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 は、はは、橋が在るのに名が無い…。…。

 まあ、とりあえずこれで、あの崖をクルマが登っていたという事実はあったワケでして、熊ヶ根野川から定義方面へ向かっていたんですな。

20081026_09 後で職員さんにも訊いてみよう、ということで展示コーナーを見て歩く。

 仙台市水道の歴史が、四ッ谷用水の頃以降からパネル、帳面、映像資料などで展示されている。四ッ谷用水も、我が実家前を流れていたので馴染み深い。

20081026_10 パネル展示も見て歩く。

 仙台市の初期の上水道関係では、近所に荒巻配水池があって、山の中に隧道が存在することを、以前この日記にしましたねぇ(2007/5/5の記事はこちら)。と懐かしみながら?パネルを見ていると…ん?あれは…。

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 ここ、実家の近所(笑)。私の幼少期の遊び場。で、07年の日記ではサワガニが採れたところっす。今は水道管は無いけれど、私が遊んでいた頃はまだこの風景だったのだ。

20081026_12 更に展示室を見て歩く。

 裏側にはパネルだけじゃなく、物品もズラリ。管がいっぱい。中には横浜市水道局からの寄贈品で、木製の送水管?もあったり、工具類もあったり。膨大なってほどの数じゃないけど、送水管の埋設なんかに使ったものいっぱい。

20081026_13 いろんなタイプの歴代送水管があるらしく、中には継ぎ目を溶かした鉛でシーリングするものとかもあった。その鉛を溶かしたらしいフイゴがあったり、きっと夜間照明や隧道工事で使ったのであろう、カーバイトランプなんかもあった。

 歴史を感じるねぇ。

 2Fの展示室もちょっと拝見した後に、職員さんに例の廃橋の名を訊ねてみた。が、やっぱり分からんと…。ということで、外の散策に出た。風は多少弱まり、突風みたいな感じはなくなっていた。

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 青下ダム旧管理事務所。荒巻のと同じような形なのは、同じ設計者だから。こちらのほうが室内は明るそうな窓。でも、色味は荒巻のほうが個人的には好きかな。昭和8年築。文化庁指定登録有形文化財。

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 青下川方面へ下っていくと、記念碑があった。第一次拡張事業完成の記念碑。昭和9年築。文化庁指定登録有形文化財。

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 山羊頭がポツンとね。

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 昔は水が出ていたらしい。耳から?目から?鼻から?口からに決まってるだろうけど。記念碑の裏側には当時尽力した人々の名前も記されていた。

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 さ、青下第一ダム。ここから水が取られ、奥下にある隧道の中を通り、我が実家近くまでやってきていたのだね…。初めて来たっす原点へ。堤長41.5m、堤高13m、玉石コンクリート造玉石貼の越流式重力ダム、だそうだ。昭和9年築。文化庁指定登録有形文化財。ちなみにダム上の橋は青下橋だって。

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 青下橋より下流を望む。副ダムが見えます。紅葉はもうちょっと。

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 青下川左岸より取水塔を見る。内径2.4m、高さ16.97mの鉄筋コンクリート造。上中下段の3つの取水管より、その都度一番綺麗な層の水を取水しているという。昭和8年築。文化庁指定登録有形文化財。

20081026_20 林の中の散策路を進んでいくと、何やら鳥居が現れた。「水分宮」なる名が。

 気になり進んでみることにした。でも、辿り着かない…。道は登りで、急ではないが、ちょっと疲れてくる…。でも、夏場だったらクワガタ採りに面白そうな木が多数。

20081026_21 着いた…。妙に赤々しい鳥居で怖い…。

 到着して初めて気付く「水分」は、ミズワケでもスイブンでもなく、「みくまり」と読むのだった。

 仙台市水道・水分神社。

20081026_22 でも、あるのは水神の石碑と祠のみ。

 随分と質素な。

 賽銭箱とか無いの?あっても盗まれるような山奥だが。ともあれ、水源の守り神。

20081026_23 石碑の周囲には、コンクリの基礎みたいな痕跡も。

 きっと昔はちゃんとした神社だった?

 政教分離とか、そういうので石碑だけになってしまったにだろうか。この辺の理由は判らない。

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 近くの展望所から、記念館が見えた。ありゃりゃ、結構遠くまで歩いてきたゾ。これから戻っても、第二、第三のダムまで見には行けない時間だな。ということで、来た道を戻って、クルマに乗って、水道記念館を後にしたのだった。

20081026_26 そのまま仙台西道路を突っ切り、仙台駅前まで。アジュール前を左折し、突き当たって左折してちょっと。左側にある古本カフェ「火星の庭」へ。

 さて、ネットで在庫表示されていた例の本は見つかったでしょうか?

20081026_27 ありました!「宮城県百科事典」。昭和57年河北新報社発行。約A4版1192ページに及ぶ郷土資料集みたいなモンです。定価25,000円。箱ヤケ当然の26年モノ。箱に一箇所キズあり、本の側面にシミあるものの、正誤表や付録地図など揃ってる。たまたまセール期間中10%引きで、4,750円で購入となりました。職場の近くの古本屋ではもっと綺麗な状態のが15,000円であったけど、そりゃ~高いし。で、現品確認できないヤフオク品より安かった♪火星の庭さん、たまたまだけどアリガトー。感じのイイご夫婦が営む古本カフェでした。

 でも、この百科事典にも、廃橋については手掛かりなく…。

 ま、前々から欲しかった本なのでヨシ。

 で、廃橋の名前は?…残るは職場ビルの上の階にいらっしゃるA様情報が頼り、か?それがダメなら役所関係か、現地聞き込みだな。

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